2017年を振り返る5つのキーワード

 

2017年が気がついたら終わってしまっておりました。

例によって師も走る12月はバタバタしておりましたので、年明けてしまいましたが今振り返ります。

5つキーワードを選びました。

 

 

1.カメルーン

 

最近まで半年暮らしたカメルーン

半年暮らすということは、肌も体質もその土地にかなり適応するということだなあ、と日本に帰ってきて思ってます。

 カメルーンでは最初の方こそ、というか着いてから三か月くらい意味不明な肌荒れがゆるゆると続いたけれど、それを抜ければ肌の調子がわりとよかったのです。すごく湿気が多くて、あったかいからだと思います。だからカメルーンで過ごしていれば、皺ができにくいのでは、とすら思います。(大気汚染がひどいことはマイナス要素)

 

それが日本に帰ってきて、寒くて乾燥してて、早速顔に細かい小じわが…そして、大きな吹き出物も三つできました。日本の冬、厳しすぎます。というか日本の四季、厳しすぎます。こんなに気温が変わると、いくら服があってもそりゃあ足りないですよね。そしてあったかい国から帰ってくると、大量のヒートテックをどこにしまったのか、と探す羽目になる。部屋の収納は限られているのに見つからないミステリー。

(でも一昨年の夏に過ごしたカザフスタンの首都アスタナは、今マイナス30℃とかだそう。なのに短い夏の間はやっぱり30℃とかまでになるので、日本で文句言ってちゃいけないかも…)

 

同時に、寒暖の差がないカメルーンのような国では、一年中着るものが一緒。それだと季節感がないというか、「あの時ああいう格好だったなあ」といった、記憶と服装をむすびつける要素がなくて、なんだかいつの話だったか思い出しにくいというようなことがあると思います。

 

何が言いたいかというと、私は日本で生まれ育ったから日本の環境が一番合う、というわけでなく、半年も違う国にいたらその国の方に体が適応するのだな、そして環境が変わる度にまたしばらく適応期が必要なんだな、ということで、つまりこういう移動を繰り返しているとすぐ老けそう。

 

でも体の強さは今回も思い切り発揮して、一回だけお腹壊した(でも土日二日間寝てたら自然に治った)以外はずっと元気でした。食べ物もそこまで気を付けていたわけでなく、胃腸の強さを再確認。

予防接種も打ちまくってるから免疫力も抜群。

 

全然カメルーンでの生活ではないことを書きましたが、当地での生活はいくつかブログに書いたのでよかったらご覧ください。

 


 

2.KAIZEN

これも今年くりかえしくりかえし、累計 5,000回 口にした単語です。

この言葉を通して、ほんとうにたくさんのカメルーンの中小企業で働く社長さん、従業員さん達に会い、現場のリアルを学ぶことができました。

 

カイゼン、continuous improvement.

何事にも通ずる概念。人生だってカイゼンの連続。

私はこれからもカイゼンっ子です。

 

インターンの概要もブログに書きましたが、また機会があったらまとめ的なものをもうちょっと書きたいと思っています。

 

 

3.大学院卒業

ずっとカメルーンカイゼンのことに気を取られて、本人も忘れかけていましたが、実は今年の前半はまだアメリカにいたのでした。カメルーンと環境が違い過ぎて、ニューヨークの摩天楼は物理的にも心理的にもはるか彼方。

 

大学院は結構苦しくて、キャパのギリギリのところ(ややオーバーしていた)で頑張る日々だったので、(白髪も増えたし)5月に卒業できた時は本当に嬉しかったです。

 

5月下旬に卒業して、31日にニューヨークのアパートを引き払ってそのまま日本に帰国し、三週間だけ日本で過ごした後、すぐにカメルーンに発ちました。本当は、卒業してからもちょっとニューヨークで過ごしたかった気持ちもあり、後ろ髪引かれつつも…

 

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ところでこの水色のガウン、変な色だとみなさん思いますよね?

私も最初、幼稚園のスモックかな、と思ったのです。

でも今ではもうこの色以外ありえないと心から思ってしまう卒業生の一人。上品な水色だし。(コロンビアの人はみんなこれを言う)

 

 

4.ウガンダ

その大学院の最後の7カ月は、毎日ウガンダと言っていました。

うちの大学院で修論相当となるグループプロジェクトが、ウガンダでの「土地、コラプション、ジェンダー、ICT(情報通信テクノロジー)」 に関する調査・提言を行うものだったからです。

心血を注いだ集大成のこのプロジェクトに関しては、別途、下記リンク先の記事にまとめました。

 


そしてウガンダは大学院のみでなく、今後も重要な意味を持つ国になりそう!

 

 

5.フランス語

というわけで、今年は前半と後半でまったく違う一年だったわけですが、5つ目は何か前半と後半に共通するものにしよう…としばらく考えたところ、そういえばフランス語を継続して勉強した一年でした。

 

カメルーンでの半年間はもちろん、大学院の最後のセメスターでもフランス語の授業を取っていたからです。必修じゃないので別に履修しなくてもいいフランス語。余裕ない中でもリスクも考えたのですが(何せ、週三回授業がある)、やはりカメルーンに行くための準備としてちゃんと真剣に勉強したいと思って取りました。

 

語学は基本的には大学院の外で、学部生(つまり、20歳くらいのイケイケなコロンビア大学生)中心のクラスなのですが、たまたま同じ大学院で仲良しの台湾人の友達も同じクラスを取っていて、二人でアホな内容のフランス語作文を作ってクラスで発表したり、忙しいながらも楽しかったです。

 

と言いますか、フランス語は自分の学部生時代も第二外国語でやっていたので、実は10年以上(!)勉強歴があります。そのわりにはまだまだ。もっと頑張ろうと思えば頑張れたと思うのに、ちょっと後回しにしちゃったり怠けちゃったり。今後は仏語圏離れるのでまた継続が課題ですが、続けるということを来年の抱負の一つにしたいと思います。

 

というわけでみなさま、 

Bonne et heureuse année 2018!

今年も、皆さんにとって楽しく幸せなことがたくさんありますように。