住む場所起因のストレス
この前、出張に夏休みを組み合わせて、しばらく日本に一時帰国していました。
本当にびっくりするほど暑くてアフリカ生活でこんなに汗かいたことない、っていうほどの汗を毎日かきました。
みんなに「アフリカより暑いの?」と聞かれるので🤤 pic.twitter.com/mI2seJIImp
— Yasuko Nakajima (@NYasukoo) July 23, 2018
いや、暑かった。
でもそれを補ってもあまり余るくらい、日本はやっぱり楽しかったです。
友達との再会、BBQ、山登り、草津温泉、いろいろおいしいものと、買い物。
(しばらくずっとしたいと思っていた山登り。大山にて。)
(母と行った草津温泉の湯畑)
(今回最大のイベントは親友の結婚式。感無量。)
そして、楽しいというのとはまた別に、日本に帰る、、、に限らなくても一度赴任国周辺を出るのは、海外駐在員が心身ともに健康でいるにあたってとても重要。リフレッシュボタンを押すことになります。
一時帰国するまでは、約半年間ウガンダに住んでいて、日本に帰る直前頃はなんか普段よりイライラの種が溜まっているというか、いろいろ起こる「なんで~~~!?」ということに関してちょっと強くまくしたてちゃうような兆候を自分の中に感じました。
例えば、
地方のホテルで夕食頼もうか迷っていて、何分かかるか聞いたら15分と言われたから頼んだのに2時間待たなきゃいけなかったり、
数回だけ会った運転手さんにある日突然、「借金返さなきゃいけないからお金貸して」って言われたり、
朝イチで始める会議、時間厳守でと言われたから渋滞見越してものすごく早く家を出てスタンバイしていたのに主催者が一時間遅れで来たり、
あとウーバーのはじめて会った運転手さんに「子どもいる?結婚してないの?なんでしないの?早くしなよ」と言われる(日に二回)、みたいな些細なこととか。
生活しているとモヤモヤの種がいろいろあって、一つ一つは全く大したことじゃないのだけれど、やっぱり蓄積してくるからどこかでプチンと爆発したらどうしよう、という不安が。キレる外国人、絶対によくない。
私は自覚していたし「もうそろそろ日本に帰ったらリフレッシュできるから大丈夫。」って思えたけれど、そういうのに気づかずにただストレス溜め続けた人が、時々爆発しちゃうのだと思います。
海外赴任すると、一般的に
移住期 → 不適応期(不満期) → 諦観期 → 適応期
というのを経るというのも聞きますよね。
解説はこちら:https://www.jpc-net.jp/paper/kaigai8/kaigai1.pdf
私は前のカメルーン生活も入れてアフリカ生活と考えれば、もう不適応期は越えたかな、という気はするものの、でもまあ引っ越しとかしたり組織が変わったりすると、波の大きさはあれこのサイクルがまたありますよね。どうしたってストレスは溜まるのだからそのマネジメントが重要。
なので、半年くらいで一回日本に一時帰国できたのはとても良いリフレッシュ。
アフリカだと、どうしたって安全対策のために日本にいるよりは気を張っていますしね。暴動に巻き込まれないようにから、病気にならないように、歩きスマホしない、とかまで。
カンパラの地獄の渋滞との関係性もかなり煮詰まってきてたから、彼としばらく距離を置けたのもありがたい…渋滞本当に本当にひどくて、これによってありとあらゆることが予定通り進まないしウーバーは30分待っても来ないし排気ガスで肺も服も薄汚れていきます。
また帰ってきたらこういうことに気を取られながらの生活だけれど、でもこれまでの溜まったポイントが一時帰国でリセットされて、再度ゼロポイントから始められる感があります。まあこれは、心の持ちようですが。
一方!
この住む場所起因のストレスというのは、何もアフリカだけではなくて、違う場所でもあるのですよね。
日本に住んでたら住んでたで日本ストレスが。もちろんあるわけで。
例えば私はものすごく寒いのが苦手なので、冬が長くて寒い、というのだってなかなか厳しいです。
それに比べ、今住んでいるカンパラは、赤道直下だけれど標高が高いので一年中「暑すぎない夏」という感じで、雨も日中はそんなに降らず、でも乾燥もしておらず、天候パーフェクト。
それ以外にも、満員電車とか、いろいろ「こうあるべき」という見えないルールとか、長時間労働とか、島国気質なところとか・・・
そこに長くいるから息詰まる、ってことあります。
ウガンダ、日本、アメリカ、どこでも、それぞれ。
だから、日本に住み続けてたらやっぱり旅行行くことはこういう視点でも重要だと思う。
ちなみに私が行きたい旅行先は、温泉か沖縄。絶対的この二択ですな!
あと桜の時期の日本(どこでも)。これっていつ達成できるのだろうか。
*****
ちなみにウガンダでは、ストハラによるストレスはほぼないです。
ゼロではないけれど。
それだけで住みやすさが全然ちがう!!
カメルーンはこの点は、やっぱりもうちょっと頑張ってほしい。
おわり