アフリカ駐在員の週末(意識高いver.)

「休日は何をしているの?」

と聞かれた時、いつも自分で何してるんだろう、と思うわけです。

 

本読んだり、Netflix観たり、ジム行ったり、手洗いなので時間がかかる洗濯、ヤモリの糞を拾ったり、基本インドア。

 

ダラダラしていることや、突然部屋に舞い込んできたコウモリとの闘いのことを書いてもどうしようもないので、週末やることで唯一の意識高い系活動である、日本人の友人たちとの勉強会のことを紹介したいと思います。

 

NYの大学院の同級生で、関心や立場が似てるからいろいろ仲良くさせてもらってた友達が、たまたま私とほぼ同時期に別組織の仕事でカンパラ赴任になったので引き続き仲良しなのですが、その子が提案してくれてやることになりました。

同級生が近くにいるのはとても心強い~

 

まだメンバー4人なのですが、UNHCR 2人、IOM 1一人、そして私で、2~3週間に一回集まって、仕事でやっていることを中心に情報シェアしています。

(ウガンダ在住で、参加したい人はぜひ声かけてください!)

 

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こんな素敵なカフェでやったり。この Kardamom & Koffee というカフェのコーヒーが今のところ私的ウガンダ No.1コーヒーです。

でも日月はお休みなのと、空いてる日も18時までなのでお気を付けください。そういう、のんびりした経営なのも良いですよね。

 

  

メンバーたちは、今のところ4人とも難民に関わる仕事をしていて、例えば一人は難民認定(Refugee Status Determination)の仕事をしています。政府の人たちと顔を突き合わせて一緒に実際の一つ一つの申請ケースを扱って、その認定プロセスの円滑化や、庇護者(難民認定を受けるために本国から逃げてきた人)へのインタビューの質の向上のために奔走しています。


 

また、CRRF(Comprehensive Refugee Response Framework)という、大規模な難民の発生に対する国際協力に関して包括的に定めたフレームワークがあり、ウガンダ政府はこれを採用することで多数のドナーを巻き込みながら緊急支援と開発を組み合わせて進めている(これがとても大事)のですが、これの普及を担い、政府や各ドナーと協力する仕事をしている人もいます。

 

 

NGOの仕事も現場が近いことがおもしろいけれど、やっぱりこういう風に政策に深く刺さりこむ仕事をしている人たちってすごいし話は面白いし、とても勉強になります。自分の仕事をしているだけではまず知ることができない内容、でも大きな視点ではすごく関りの深い内容。

 

そして発表者としても、自分が何やってるかをまとめて人に伝える良い機会だし、組織外の人だから着目する質問を投げかけられたりするのも勉強になります。

 

あと単純に、日本語で話してもらえると複雑なこともよく理解できるというのもあり。

大学院の時や今の仕事でも、時々ふと「これすべて母国でインプットできたらさらに全部よくわかってうまく反応できるのだよな。やはり英語で慣れてきたとは言え、理解度にハンデがある・・・」と思うことがあります。そういう普段のハンデを自覚するからこそ、日本語がありがたい。

 

あと、英語を長時間聞いてると集中切れて聞き流しちゃうことあるし。ウガンダの人たちはスピーチ上手で雄弁な人が多いから、ついつい「うんうん」と聞きながら夕飯何にしようか考えたりしていてふと我に返る。

同時に、英語で仕事する機会を持てているのは望んだことだし、嬉しいのですけどね。

 

 

それで、私からの発表としては、自分の組織の紹介、やってるプロジェクトの紹介、出張で行ったエチオピアやスーダンの報告、等をやりました。PPTが結構溜まってきています。

今後は仕事のこと以外にも、開発ワーカーとしてのジレンマやチャレンジについての議論とか、キャリア・ディベロップメントをお互いに考えるグループワークとかもやってみたいです。

 

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同カフェのブラウニーもすごくおいしい

 

おわり