カメルーン生活:ドゥアラで買い物・タクシー

スーパーなスーパーマーケット Super U

 

休みの日に、フランスの大手スーパーマーケットチェーン、Super U に行ってきました。

話には聞いていたけれど、首都ヤウンデにはない規模の大きなスーパー。食べ物から生活用品まで、海外からの製品を含め多種多様にあります。

とはいってもただの大きめのスーパーなだけですが、買い物の楽しさがほぼない生活の中ではちょっとうきうき。

 

カメルーンはやっぱり物が少なくて、ヤウンデでは大きなスーパーに行っても、何か特定のものを大量に仕入れた時はそれで溢れかえっているけれど、ない時は全然ない。ヤウンデ市内で鶏肉が大幅に不足!みたいなこともあったそうです。

そして、チョコとかアイスとか、基本一度溶けたものが固まっている…の割に、輸入品だからとても高いです。

だから普段、必要な物のみ、数少ない選択肢から買う、という感じなので、沢山の選択肢があるスーパーが楽しいのです。

 

ただ問題は、ホテル暮らしだから、料理ができないこと。だからあまり食材も買えず・・・せっかく時間あるから気分転換も兼ねてお料理したいんだけどなあ。

それと、また二か月弱でヤウンデに引越し、そして二か月後には帰国なので、そもそも物を増やしたくないというのもあり。ミニマリスト志向であります。

そんなわけであまり思い切った買い物はできず。でも、ちょっと良い洗剤とか、フランスのクッキーとか買うだけで楽しかったです。

 

脇にあるパン屋さんで、パンオレザンも買いました。1,000 cfa (約200円)だから、カメルーンの他のパン屋さんの基準からすると高めだけれど、ぎっしりおいしい。

レーズン入りのパンって好きです。

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カメルーンでタクシーに乗る

 

ちなみに行き帰りはタクシーに乗ります。

カメルーンでは乗り合いタクシーがそこら辺をビュンビュン走っていて、でも「デポ」と言えば貸し切りで乗ることもできます。

しかし私は近くて知ってる場所にいる場合は、もうデポにせず乗り合いで乗っちゃって、その場合の基本料金は250 cfa (約50円)で済みます。でも外国人だからか、運転手さんに場所を告げると、近いのに「Combien? (いくら?)」とか聞かれ、「いや、普通の値段でしょ」と言うと走り去られたりするのはよくあり、世の中厳しいですが、まあ気にしない。待ってれば普通の値段でちゃんと連れて行ってくれる運転手さんに会えます。

逆に、250 cfa では遠い場所では、道でタクシー拾う時に「〇〇(場所の名前)、500 cfa」とか値段もつけて言います。

 

ぎゅうぎゅうに詰め込まれても(前二人、後ろ三人とか)、日本の満員電車に慣れてるから大丈夫~

(身の回りのものには注意。窓の外からすられることもあるらしいので、荷物はがっちり抱えます)

 

 

 

(後日談)

その後も何度かSuper U には行ったのですが、なんと、以下の物を見つけました。

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竹鶴ウィスキーと、出前一丁

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みんな大好き、消せるボールペン、フリクション!フランスからの輸入。

 

ここ以外では、カメルーンではなかなか買えないラインナップ…

シャンプーや化粧品のラインナップも充実しているし、なんと水着も売っていました。

あと、フランスから輸入したハムとかいろんなチーズ、パテ等も売っていて、「調理しなくても食べられるちょっとおしゃれなもの」という選択肢も広がり有難かったです。

 

本気でこういう品ぞろえに興奮してしまうぐらいには、カメルーンは物がまだまだ限られているのです。

 

※ちなみにカメルーンでは、あんまり一定の商品の安定供給という概念はなさそうで、バーッと仕入れてそれが売切れたら再入荷なし、という雰囲気です。なので、Super U であっても、上記のような定番でない商品は店頭には一時的にしか並ばないと思います。

 

 

一方、 2017年12月に、また別のフランス大手スーパーマーケットチェーン、カルフールがドゥアラにオープンします。

これも巨大なスーパーで、Super U のライバルになること必至。

首都のヤウンデを横目で見ながら、ドゥアラで仏大手スーパーの熾烈な戦いが始まりそうです。(消費者的にはただただ有難いですね)

 

 

カメルーンでのインターン

5月にコロンビア大学SIPAを卒業して、ちょっとだけ日本に一時帰国し、6月からJICAのカメルーン事務所でインターンをしています。

 

応募時に書いた、カメルーンの中小企業振興に携わりたいという希望が通り、

カイゼンプロジェクトに関わっています。

カイゼンとは、JICAの技術協力プロジェクトの一つで、トヨタカイゼン方式を元にした、企業の継続的な品質・生産性向上を目指した民間セクター開発の技法です。その中で有名なものに5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底があります。

私はこのプロジェクトのパイロットフェーズが終了する頃の2017年6月に着任し、年末までの間、現地で活動します。第2フェーズが2018年1月に始まる予定なので、ちょうどそのプロジェクトの空白期間に、現地コンサルタントのイジドールさんと共にフォローアップ活動として、プロジェクトに参加した40社の中小企業を一社一社訪問しています。

企業訪問時は二人きり、また事務所で働く場合も我々はカンターパートの中小企業庁のビルの中のスペースで働くので、基本的にはJICA事務所にいることはあまりありません。

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(従業員の皆さんと一緒に5S活動。一番右は私。)

 

特に、最初二か月は首都ヤウンデにて活動で、JICA関連の皆さんと沢山お知り合いになれましたが、次の二か月はドゥアラという、産業の中心都市に現地コンサルタントと二人で移動です。ドゥアラにはJICA関係者が一人もいません。

というわけで、インターンにしてはかなり自主性を持つ形でやらせていただいていて、私の年齢とか職務経験を考慮してフレキシブルに受け入れて頂いているのかな、という感じがします。

もちろん放置されているわけではなく笑、すばらしく優秀な受入れ担当の職員さんと連絡取りつつ、そして驚くべき気さくさで優しい所長が公私にわたりいろいろと気をかけてくださりつつ、カメルーン生活をスタートできました。

また、到着して二週間の間は、カイゼンプロジェクトの実施を行う専門家チームがカメルーンに駐在しており、その二週間で沢山のことを教えて頂きました。

専門家の方々が非常に苦労してパイロットフェーズを開始し実施していること、またその思い入れの強さに触れて、最初その専門家の皆さん無しでフォローアップをできるのかかなり不安に感じたのですが、プロジェクトで養成された現地コンサルタントの内、特に優秀なイジドールさんがJICAと契約を結び一緒にフォローアップ活動をできることになっていたので、彼にいろいろ教わりながら進めています。 

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(アクションプランを従業員主導で作るのをサポート)

 

商社での経験を活かせ、そして国の持続的な経済発展に寄与できる、民間セクター開発。ずっと興味を持っていたことで、半年間JICAでそれを学べるのは本当に良い機会なのでがんばります。

 

 

ちなみにカメルーンでは、パイロットフェーズ中にKAIZENソングが作られました。JICAの指導担当の方や、プロジェクトの専門家も出ていて、頭に残るダンスソングです。

 

(French ver.)


KAIZEN RHYTHM by LARO, FR-EN subs, JICA CAMEROON PROJECTカメルーン カイゼン プロジェクト『カイゼン・リズム』仏英テロップ版(歌い手:LARO)

(English ver.)


KAIZEN RHYTHM by LARO, EN英 subs, JICA CAMEROON PROJECTカメルーン カイゼン プロジェクト『カイゼンリズム』英語テロップ版-歌い手LARO

 

 

ブログはじめ

会社をやめて大学院に入る準備をしているくらいから、いろいろと記録や整理、情報共有のために、ブログやりたいな、と折に触れては思っていました。

でも文章を書くのが特に得意なわけではないので、他にやることが沢山あると書く気になれず、結局やめてしまっていました。

 

ところが今、カメルーンで生活しており、夕方には仕事が終わり、映画館やショッピング等一人で楽しむ娯楽が特になく、前からの友人がいない場所で、その上直近は日本人がまわりに一人もいない都市で、ネット環境が悪くNetflixも観られない状況で二か月滞在しており… 

つまりとても内省的な(?)時間を沢山過ごせているので、ついに書こうと思いました。

 

ブログって、アウトプット力を鍛えるのにもいいですよね。 鍛えていきたいスキルなので、あまり定期的継続的にできないのはわかっているのですが、細く長く、いけるところまで続けたいと思います。