2019-01-01から1年間の記事一覧

【読書】 植本一子 「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記録」

ある時「かなわない」のレビューを何かで読んで、ふむ、とポチって読み始めたら、三部作一気に読んでしまった、どっぷりつかってしまった読書体験。 かなわない 作者:植本一子 出版社/メーカー: タバブックス 発売日: 2016/02/05 メディア: 単行本 植本一子…

【読書】 佐久間裕美子「My Little New York Times」

NY在住ライターの佐久間裕美子さんが2017年7月5日から365日書き続けた日記がまとめられている本。 2017年と言うと、その年の頭にトランプ大統領が就任したので、その後の激動のアメリカの暗かったり、不安だったり、でも変わらないところとかも、とても興味…

「私はそっちじゃない」ってわざわざ言うのやめませんか

フェミニズムっぽい話の時に、 私はフェミニズムの強硬論者じゃないけど… 強い言葉で女性の権利を主張するのは好きじゃないけど… 男女の断絶をつくりたいわけじゃないけど… 男性と闘いたいわけじゃないけど… フェミニズムを勉強したわけじゃないからわからな…

FGM(女性器切除)は文化か。だとすると外部がとやかく言っていいのか、についての考察。

FGM(Female Genital Mutilation: 女性器切除)は、「完全な女性になるには必要」といった古くから続く信念に基づき行われていていて、やらないとそのコミュニティの中で居場所がなくなったり、家族が恥をかいたりという社会的プレッシャーがあったりする。 …

ポッドキャスト Fairly.fm 出演まとめ

たかはしいつろー( @takahashi126 )さんがホストをされている、 NPO/NGO、国際協力、ソーシャルな活動、海外生活を紹介する社会派ポッドキャストである、Fairly.fm への出演の回をだんだん重ねてきたので、記録として下記に出演エピソードのリンクをまとめ…

【読書】 ジェーン・スー&中野信子 「女に生まれてモヤってる!」

モヤることはモヤってるし、でも常にモヤっているわけではないしモヤりに支配されないよう、モヤってるのを自分で無視しながら折り合いをつけて生きていくのだけれど、でもそれを少しだけでもすっきりさせるものがあるのなら、それはライフハックとして活用…

FGM(女性器切除)に関していくつか

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、シエラレオネでFGM(女性器切除)の取材をされたドキュメンタリーが Yahoo! JAPAN の CREATORS というサイトで公開されていた。 前編 後編 そもそも、FGM(Female Genital Mutilation=女性器切除とは) アフリカや中東、ア…

ウガンダの結婚観を聞く

ウガンダにいると、20代後半以降で独身の人って本当になかなか会ったことがない。 そして私が結婚してないと知ると、 「なんでしてないの!?」 って言われ、 「相手あってのことですから・・・」 と言うと、すごく納得のいかない風な顔をされる。なぜ???…

【読書】 イ・ミンギョン「私たちにはことばが必要だ」

生きているといろいろな状況に出くわすけれど、その中で特に、男女差別の発言をぶつけられた時にそれに対応する(かしないか)には「言葉が必要」で、どういった対応がありえるのか、とわかりやすく書かれている本。 私たちにはことばが必要だ フェミニスト…

海外生活も5年目

Fourth of July (アメリカの独立記念日)の日にニューヨークに到着して打ち上げ花火を見たのが印象的で、ちょうど今日で海外生活5年目に突入。 昔からずっとシンプルに「海外生活」に憧れがあったのになかなか出られなくて、「遅くなってしまった」というの…

【読書】 Nadia Murad "The Last Girl"

IS(いわゆるイスラム国)に家族を殺され、自身は性奴隷として拘束され、逃げ延びた後に人権活動家として働いている功績で2018年ノーベル賞を受賞した、ナディア・ムラドさんの自伝。 The Last Girl: My Story of Captivity, and My Fight Against the Islam…

カンパラ勉強会が楽しい

ウガンダの首都、カンパラでののんびりランチしながらの勉強会は、人数も増えて、二週間に一回のペースで進んでいます。 みんな仕事の関係上、出張や移動で参加できないことも多いけども、人数増えたから出られる人が出て、発表できる人がするという感じでプ…

ウガンダ生活で昔の日本を想う

ウガンダに住んでいるとはいえ、過疎地の村に住んでいるわけでもないので、交通手段や出張時を除けば、そんなに日本と劇的に違うような生活はしていません。 でも、ちょっとタイムスリップしたというか、今の日本の特に都会の生活では普段そんなに出てこない…

【読書】荒川和久「超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃」

この記事をたまたま見かけて、タイトルからしてなんとなく納得してしまって、読んで「やはり…」となりました。 引用 最近の男子が草食化したわけではないんです。いつの時代も男はそんなもんです。いわゆる肉食系男子とか、モテたり恋愛できたりする男は3割…

【読書】 中村淳彦「東京貧困女子。」

読んでて心の底から暗くなるけれど、今を生きる日本人/日本で住む人たちはこういう現実があること、しかも「すぐそばに」あることを知った方がいいと思うから、読んでよかったし、読むべきだったし、すべての人におすすめしたい本。 東京貧困女子。―彼女た…

お友だちがウガンダに来てくれた話

海外に住んでみてわかったのは、みんな結構世界を行き来するので 「そこ今度行くので会いましょう!」 みたいな感じで思わぬところで旧交を深められるということです。私もどこか行くときは「あそこには誰がいたかしら」と思うし。 とはいえ、ニューヨークの…

【読書】ハンス・ロスリング 「ファクトフルネス」

基本的には世界のデータをきちんと見れば、大抵の指標で大幅に改善がみられているのに、それでも知識層含む多くの人が、世界は悪くなっていると思ってしまっている。 その背景には、メディアの報じ方や、あまり可能性の低いことに必要以上に恐怖を持ってしま…

ウガンダ観光:クィーン・エリザベス国立公園

この前、友人たちと一緒にウガンダの西部、クイーン・エリザベス国立公園に行ってきました。すごく楽しかったのでご紹介! まず一日目、カンパラで早朝ピックアップしてもらって、約7時間かけて車で向かいます。 通り道に有名な赤道ポイントがあって、でも赤…

【読書】 ダウド・ハリ「ダルフールの通訳:ジェノサイドの目撃者」

生き延びているから伝記を書いているに決まっているのだけれども、それでも 「え、これはもう助からないのではないか」 と何度も思ってしまうほど、ぎりぎりのところを生きてきたスーダン人のお話を読みました。 ダルフールの通訳 ジェノサイドの目撃者 作者…

20代、民間企業で働いていたときのこと

時々何か思ったことが溜まったり、頭を整理したかったり、もしくは人に言うほどでもないけどなんか書きたい!みたいな時に、文法とか誤字とか何も気にせずにバババババーッと打ち込みまくる日記(?)があります。 だから私が何か不慮の事故にあったりしてもこ…

2018年を振り返る5つのキーワード

明けましておめでとうございます。 あれ、と言ってももう1月も終わりそう。クリスマスからの1カ月って3分くらいでしたか? 遅ればせ感満載だけども、昨年同様 2018年についても5つのキーワードで振り返りたかったのです。なのでやります。 昨年の↓↓↓ まず最…