ウガンダ生活で昔の日本を想う

ウガンダに住んでいるとはいえ、過疎地の村に住んでいるわけでもないので、交通手段や出張時を除けば、そんなに日本と劇的に違うような生活はしていません。

でも、ちょっとタイムスリップしたというか、今の日本の特に都会の生活では普段そんなに出てこないけれど、ちょっと昔だったらよく言ってたであろうワードがウガンダでは頻出ワードであることに気が付いてきましたので共有します。

 

建付け

ドアがうまく閉まらなかったり、閉まっても鍵がかからなかったり、前は閉まってたのにだんだん閉まらなくなったり。

「ああ、これが建付けが悪いってことだな」

床が地面と水平じゃないなんていうのはむしろそれが普通。

ドアと床には隙間があって、そこからありとあらゆる虫やヤモリが入ってきます。

(この前朝起きたら床に細かいゴミが大量に落ちてて、なぜ?と思ってよく見たらコバエの大群の死骸でした…夜中に外で大量発生したのがうちのアパートに集まり、共有部分でブンブン飛び回り、死に、風で我が家にも入ってきた様子)

 

「建付けが悪い」って言葉は知ってたし、昔の日本の木造一軒家ならよくある話かもしれないけれど、マンションに住んでたり新しいビルの中だとまず使わない言葉ですよね。前の我が家も築30年以上の団地だったけれど、ドアが閉まりにくいなんてことはなかったから、湿気の多い環境なのにさすが日本、と思う。

 

とげ

小さいころって、何かととげがささたりして、それはむき出しの木の繊維が飛び出しているところが多々あったからだと思うのですが、こっちに来てからもやたらとげが刺さって「いてて」となっています。

何も考えずに手すりに手置いちゃったりして刺さったり。

注意すればいいんですけどね、自分の身は自分で守る。

それでいくと、家具の配置が変で普通に暮らしていると棚に頭をぶつけがちとか、工事現場から歩道に危ない角度で棒が伸びているとかも。

日本ではそういう点も考えられて、安全基準や家具の設置がなされているんだなあ、と思うきっかけになります。

 

水たまり

「それは日本でもよくあるだろ」という声が聞こえてきそうですが、

(それ言ったら全部あるにはあるんですが)

ウガンダは首都でも舗装されていない場所が多々あるので(あと道路に穴が空いて土がむきだしになっている場所とか)、水たまりはの数と大きさ・深さが尋常じゃないです。

最近雨期になってきて、ずっとじゃないけれど降る時はザーッと降るので、その後道を歩いていて、気をつけながら歩いたもののずるっと滑った足で水たまりを踏んでしまい、泥んこになりました…

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履いて三回目の靴

 

霜取り

最後が、最近の若者とか本当に知らないのでないかというワード、霜取り。

私ですら、自分の中にこのワードが眠っていたことにびっくりですが、こちらの冷蔵庫ではとにかく冷凍室に霜がつきまくります。

※ちなみに停電が多い地域だとやっぱり冷凍庫は使えないので、そこは首都でジェネレーターがある生活の恩恵です。

 

最近の冷蔵庫は自動霜取り機能がついているのですよね。あと直冷式という、冷却パイプが冷蔵庫の壁の奥にあり壁越しに冷気が伝わるタイプが霜がつきやすいそうです。

霜が付くと冷蔵庫の機能がわるくなるらしいし、何よりもつきすぎて冷凍室の引き出しとかしまらなくなり、しょうがないからガリガリ削って取ります。

 

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上のところが霜。大きくなると引き出しが閉まらなくなる。

 

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取って集めた霜。雪だるまつくろう~

 

だからなんだ、っていう話なのですが、少し懐かしい気持ちになっていただけましたでしょうか。

皆様もこういうワードあったら、教えてください。

 

おわり