スリランカ生活:未知の食べ物の世界
仕事でもプライベートでもほとんど関わったことがなかった南アジアのスリランカと言う国に、ご縁があって駐在することになり7カ月ほどたちましたが、スリランカはとても多彩な文化があり、いろいろ日々新しいものに触れられておもしろいです。
特に、これまで見たことがない食べ物や料理がたくさんで、しかもインドに詳しい人も「スリランカの食べ物は見たことがないものばかり」とおっしゃっていたので、さすが島国というか、独自の食文化が色鮮やかに発展しているのだと思います。
ただ、「見たことない」レベルがすごすぎて、一見しただけではどんな味なのかさっぱり想像がつかない、もはや甘いのか辛いのかすら想像がつかないという食べ物がたくさん。
長いこと生きていて、まだこんなに未知の世界があるのね、としみじみおもしろいです。
そういった訳で、今回は私が実際に食べてみた「一見しただけでは味がわからないもの」の味レポします!
今回は、おやつとか軽食の類に絞っています。
どんな味だか想像できるでしょうか?
1. おやつ盛り合わせ
1つ目はこれ!
職場でいただいたおやつなのですが、
右上は、コンダケウン(Konda Kevin )という、米粉とキトゥル(クジャクヤシの花蜜から作られる砂糖。頻出用語!)で作られた、ココナッツ味で甘くてかなりもっちりしたドーナツみたいな感じ。
ベビースターラーメンみたいなのはベビースターラーメンみたいな味がしたけれど、スパイスが効いていて辛くて、ムルック(Murukku)といいます。
左上のはコキスと言って、米粉とココナッツミルク、スパイスを混ぜた生地を金属の型につけて揚げているもので、パリパリです。
あとこちらも職場のおやつ。
これはドドル(Dodol)で、ココナッツとキトゥルと緑豆で作られています。
でもドドルというと、もっともっちりして、ういろうみたいなテイストもやつもあるから、ドドルの中でも中身に何が入るかでいろいろ種類があるっぽいです。
いずれも激甘!無糖の紅茶とよく合います。
2. 同じヨーグルトでも…
2つ目は、水牛のヨーグルト。
これも、上で説明したキトゥルをかけて食べます。
カード(curd)と呼ばれ、よく素焼きの器に入れられてスーパーや路上でも売られています。ミーキリとも言うみたい。(キリ=Kiri はミルクの意味)
水牛?と思うけど、食べてみると意外と普通のヨーグルトに近い…けどやっぱりちょっと違いますが、説明がむずかしい。
キトゥルをかけるのがスタンダードみたいだけれど、前に現地の方の家にお邪魔した際にデザートでいただいた時は、砂糖をスプーン3杯くらいかけてもらったのをジャリジャリいいながらいただきました。
3. 白いあみあみの中身は…?
3つ目は、みんな大好き、ラワリヤ(Lavariya)
これ、特に見た目から味が全く想像できないレベルが高くて、甘いのかしょっぱいのかもわからずだったのですが、これはストリングホッパー(米粉を練って型から細く押し出して蒸したもの)の中に、キトゥルで甘く煮たココナッツが入っていて、食べるとモチモチしています。
作るところも見せていただきました。
4. 人気の茶色いジュース
次はウッドアップルジュース。
これはどこのスーパーにも売っているし、ホテルの朝食ビュッフェにも出てきたりと、スリランカではポピュラーな飲み物だけれど、またもやどんな味かは想像がつきません…
ただこれ、飲んでみても味をうまく表現できず、「飲んだことがない味。甘い」というくらいしか表現できず…!
ウッドアップルは、木のように硬い皮の中にドロッとした果実が入っている果物で、とても身体にはいいそうです。
5. ヒンドゥー教のお祝い
最後は、サラスワティー(Saraswati)のお祝いに職場でいただいたおやつです。
サラスワティーって、これも初めて聞いた単語ですが、Wikipedia によると、「芸術・学問などの知を司るヒンドゥー教の女神」で、「日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれて」いるですって。
2023年は10月20日だったそう。
職場のタミル語オフィサーの方からいただきました。
これまた、「なんだろう?」レベルが高いの来た!
1つずつ、中身の写真も紹介します。
ほんと、いろいろ未知でおもしろい!
楽しきスリランカの食の世界、まだまだ探索は続きます。
おわり