ウガンダの結婚観を聞く
ウガンダにいると、20代後半以降で独身の人って本当になかなか会ったことがない。
そして私が結婚してないと知ると、
「なんでしてないの!?」
って言われ、
「相手あってのことですから・・・」
と言うと、すごく納得のいかない風な顔をされる。なぜ???
結婚相手を見つけるのはぜ古今東西ありとあらゆる映画・ドラマ・小説のテーマであり、その比較で前から不思議だったけど、仲良しの同僚(男性)に突っ込んで聞いてみた。
(個人の考えで、もちろんウガンダすべてのことではありません)
Q1:どうしてこんなにみんな結婚してるの?
A1:結婚することが社会的に重要なことだから。稼いで、結婚して、家を買うこと。それが社会的成功の証。女性は特に、学校出たら結婚、という考えがある。
Q2:でも、みんな必ず結婚相手が見つかるわけではなくない?
A2:とにかく男性が積極的。男性が押すって決まってる。
Q3:それだと、人気のない女性の場合は誰にも声かけられない、ってことない?
A3:みんな自分が押せそうな相手にアプローチするから、誰かには誰かがいる。むしろ、ハイスペックで魅力的な女性(高学歴・高収入とか)には多くの男性が「きっと無理」と思って声かけない。
Q4:シャイで押せない男性はいないの?
A4:ほぼいない。そういうものだって決まってるから。でもどうしても相手が見つからない場合は、家族とか友達とか周りの人が、独身同士くっつける。(あと、地方だとやっぱり家族が決めるArranged Marriageは多い)
Q5:みんなどこで出会うの?
A5:人が集まるとこならどこでも。ウガンダ人は初対面の人たちとよく話す。
ふむふむふむ。
これは一人の同僚から聞いた話ではあるけれど、でも、これまで見たり聞いたり、他のいろんな人と雑談したりした私の感覚からもすごーく納得できる内容。
書いてみると、日本とだってそんな決定的には違わないのかも。
一番違うのは、「ある程度の年頃になったら結婚するのが当然」という社会規範とそれを後押しする風潮なのかな。
あと、男性が必ずアプローチするっていうのは、前に紹介した、荒川和久さんの考察による日本の大多数と逆ですね。肌感覚でもそんなかんじ。
そしてもう一つ興味深かったのは、高学歴・高収入の女性が、結婚せずにシングルマザーになるケースも増えている様子ということ。夫は不要だけれど子どもはほしい、という感じで。
カンパラの日本料理屋さん、YAMASENの美しいサラダランチ
ちなみにご近所のエチオピアは、結構同僚でも独身の人がいます。
その中で、私と同世代だけどもう3人の子どもがいる同僚(男性)の、
「結婚相手見つけるのはトライ&エラー。とにかく声かけて、だめだったら次に行くだけ。」
という言葉がよく頭の中で繰り返されます。
終