FGM(女性器切除)に関していくつか
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、シエラレオネでFGM(女性器切除)の取材をされたドキュメンタリーが Yahoo! JAPAN の CREATORS というサイトで公開されていた。
前編
後編
そもそも、FGM(Female Genital Mutilation=女性器切除とは)
アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習 きわめて強い社会的な規範に支えられ、家族はその害を知っていても自分の娘にFGMを受けさせていることが少なくありません。 FGMを受けた女の子や女性は、出血が続き、感染症や不妊、死のリスクにさらされます。 女子と女性の人権侵害であるとともに、健康面及び精神面で長期的な影響を及ぼす
( 日本ユニセフ協会 Webサイトより https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_act04_03.html )
後編の記事の最後の方で、私が関わっているプロジェクトへの寄付になる Yahoo!ネット募金へのリンクを載せていただいていた。
ちなみにこのプロジェクトでエチオピアに行った時の裏話を少し前にポッドキャスト Fairly.fm にてちょっと話させてもらった。
(組織を代表するものではなく、個人の意見と感想です。)
FGMは元気な女の子の身体を不必要に深く傷つける行為で、亡くなるケースは後を絶たず、伊藤さんの動画ももちろん重たい内容。しかも後編ではなんと施術側のリーダーの女性にインタビューしていたりと、 緊張感。
でもその中でも、映し出される映像がなんだか綺麗だったり、フォーカスされている女の子二人の声が力強かったり、希望を感じられる内容だった。
伊藤さん、エチオピアのうちの事業地にも取材来てくださらないかな…
ところで伊藤さんの著書について書いた下記の投稿は、もう二年近く前になるけれど、私のブログの中でアクセス数が多いものの一つ。
その後の展開も含めずっと気になっている伊藤詩織さんと(そして正義が未だに達成されていない悲しさと)、仕事でも関りありとても気になっているテーマのFGM がつながっていて、また仕事上関りのあるプロジェクトのリンクも載せていただいたりしていて、いろいろと個人的に考えていたことが繋がった感があった。
エチオピアのコーヒー
伊藤さんが、何をしても Black Box で書かれている話と結び付けられて見られるのは、もしかすると本望ではないのかもしれない、と勝手に想像したりもする。わからないけれど、でもそんな中でこのFGMの取材は、被害者としてではないのだけれどまた別のSGBV(Sexual and Gender Based Violence)、性的暴力の問題に真正面から向き合って行かれているので、本当にすごい勇気と精神力で、やはり私なんかはそうした背景含めて感動してしまうのだった。
おわり