中学生の時の話(バーバリーのマフラー)

私が中学生の時はバーバリーのマフラーが全盛期で、日本全国津々浦々で女子中高生があのチェックに魅了されたものです。

年末に日本に一時帰国していた時、高校の部活の友人たちと一泊温泉旅行に行って、夜にお酒飲みながらそんな話になりました。

なんでそういう流れになったかはわからないけれど、とにかくその印象的なチェックの話になり、ある子はそのマフラーをダイクマ(地元感満載の、知る人ぞ知るディスカウントストア)で手に入れた、とかいろいろ懐かしい話。

その話の途中、バーバリーにまつわる中学生時代のある思い出が急にふとよみがえりました。

 

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クラスの仲良かった友達の1人がバーバリーのマフラーを買ってもらって学校にしてきたのですが、たしか一週間もたたないうちに、ある日教室に置いておいたはずが無くなってしまったのです。 当時なかなか荒れていたうちの中学校では、物が盗られてしまうことが時々あって、バーバリーのマフラーみたいに特に良いものが標的となってしまいました。

せっかく買ってもらった大事なマフラーがなくなってしまって、その友達は泣いてしまい、私もなんと声をかけたらよいかわからず、悲しい気持ちに… 中学生からしたら特に高級品だし、ご両親になんて言ったらいいのかとか、悲しみが想像できます。

 

でもそれから数日たったある日の夜、いつもいろいろ問題を起こして目立っている「学校一のワル」みたいな人から突然電話がありました。

中学生なのに外で歩きタバコしながら登校しちゃうような子。

同じクラスではあったけれどそんなに話したこともなくて、普段何やってるのか全然わからないような人から電話があってちょっとびっくり。

(そして当時中学生で携帯なんか持っていなくて、家に電話というのがノスタルジック… )

 

それで電話の内容は、どうやら彼がそのマフラー盗難に関わっていたらしく、でもやっぱり返したいから、私経由で返してほしいとの話でした。 なんか想像だけど、その人自体が主犯だったというより、その仲間たちの中で何かめぼしいものを盗って売る(?)みたいなルートができてて(もしかして卒業生とかもからんで?)、その人も関わったのか、もしくはただ単に盗った人のことを知ってたのかな。

いずれにせよ、マフラーを盗られちゃった子が泣いてるのを目にして、返さなきゃ、と思ったんだと思います。 根っから悪い子じゃなかったし、その後大学生の時(?)、緩い同窓会みたいなので会った時に、やっぱり結構ちゃんとした人だったんだな、と思った記憶が。

 

話を中学時代に戻すと、 それで次の日、どこか物陰でマフラー返してもらって、私から友達に返しました。 その友達にはなんて言ったのかな・・・忘れちゃいましたが、でも言わなくてもなんとなくわかるとかだったのかも。

先生には特に言わなかった気がします。

 

というわけで、こんなことを高校の気の置けない仲間と夜も更ける中お酒を飲みつつ話しつつ思い出したんですが、その後数週間したある日、そのマフラーを返してきた男子からインスタのフォロー申請がきて、あはは、と思った流れでブログ書きました。

一回卒業後会った以外は一度も会ってなくてものすごい久しぶりなのになんの前触れもなく笑。しかしこちらからもフォローしたら一枚も写真アップしていないので結局近況わからずだけれど、元気なのかな。

 

中学時代は、子どもなりにいろいろとあった気がするけれど、みんな元気ですように。

 

ちなみに今回の帰国中には大人になってからまた会うようになった中学の友達、SちゃんとSくんと一緒にビアバーに行ったのも楽しかったです。

中学生の時は、大人になってこんな風に喋れるって思ってなかったな。

 

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 (その会でSちゃんが用意してくれたプレート。昔から変わらぬやさしさ♡)

 

 

日本に帰るといろいろなことを思い出します。