英語とともに歩む果てしない道のり
アメリカの大学院という、英語から絶対に逃げられない場所から離れて早三か月ちょっと、今はどうしてもぬるま湯だな、英語力が落ちるだろうな、という危機感があります。
そもそも大学院に行く前は、留学経験どころか海外に住んだことが一度もないドメスティックな生活だったので、アメリカ生活で急速に伸びた英語能力は、落ちる時は急速に縮んでしまうのでは…という心配です。
普段、現地の同僚と話すのは英語なので、丸一日、英語とちょびっとの仏語で生きていて、むしろ米国時代よりも日本語は使ってないのですが、自分で発信するのと(英語ネイティブでない)人から聞くのだけではやっぱり英語能力上がることはないな、という感じがします。
大学院時代、英語について何がプレッシャーだったかと言うと、
- 授業の前には鬼の様な量のリーディングをしなくてはいけない。
- 授業や説明会で、何言ってるかわからないとやっていけない。
- 授業で発言しなくてはいけない。発言するには自分の考えをまとめ、前の人たちが何言ったかも理解できてないといけない。
- グループワークでは聞きながら考えながら発言しなきゃいけない。
- 英語で面接受けなくてはいけない。
- 社交の場に行っても、全て英語。友達作りも英語。(集まりに顔を出したら、音楽が大きすぎるバーだったりすると絶望的な気持ちに。)
- ネイティブの人たちすごく早口。そして知らない単語使う。カジュアルな会話であればあるほど難しかったりする。etc.
そしてもちろん、これ全部はうまくできず、毎日ストレスはたまるし授業の前は胃が痛いし幾度となく恥ずかしい思いをします。
英語がだめなせいで勉強にかけた時間に対して成果がイマイチだとか、会話がうまくできず友達が少ないんだ、と暗くなったりしたことも数知れず。
ネイティブ同士が速いテンポで話しているののリズムに乗れず、よくわからないけどみんなが笑うから笑ったり。 急に話振られて、うまく答えられずに恥ずかしかったり。 電話で何か手続きしなきゃいけない時とか、相手が聞き取る優しさを見せてくれず、雑に扱われたりも。
ここまで来たら、英語のレベルがどうか、なんて二の次三の次の話なはずで、重要なのは何を学んでいるか、そして何を自分が発信できるかなんだ、と考えるべきとは重々わかっているのに、だからこそ一日最低一回は 「英語がもっとできれば…」 とか 「全ての内容が日本語だったらどのくらいうまくできてたのか…」 とか、もっと言うと 「帰国子女に生まれたかった…(安易すぎる考え方)」 ということに捉われてくよくよする自分に自己嫌悪にもなる連続でした。
でもそのつらさを乗り越えて(というか逃げられず)、できないことの量が少しずつ減ってきて、英語のみのコミュニケーションで仲良くなれる友達も増えてきて、やはり英語能力が目に見えて上がったと思います。
なので絶対に後退したくない!むしろまだまだ前進したい!
ので、下記のことを心がけています。
【Reading】
英語の文章になるべく触れる。(ただReadingはもうそもそも英語の文章への苦手意識がだいぶ減ったので、そこまで強くは意識しないです。FacebookのTLに流れる記事等どうしても読むし。ただ、論文系は最近読んでいない...)
【Listening】
重要。移動中にポッドキャスト(NPRラジオやTED Talkがお気に入り)を聴いたり、Netflixで英語のドラマ観たり。
【Writing】
就活の応募書類でよく書いていますが、他のトピックでも書かないと。ブログも英語の日を作ろうかな…
【Speaking】
同僚や周りの英語話者と話す時に、単純すぎる言い方ばかりにならないように、バリエーションを拡げる。ポッドキャスト聞きながらシャドウィングする。大学院時代の友達とのスカイプチャットも重要。この前、NYとカザフスタンとカメルーン(三大陸!)でうまく繋げました。やればできる。
他にも皆さんオススメの勉強法があったら、ぜひ教えてください!
これからも英語自体をを「武器」にすることはないだろうし、
英語へのコンプレックスとはずっと向き合わないといけないと思うものの、
少なくとも英語が何かやる時のハードルにならないように。